朝日新聞バッシングに思う。
2014-09-06


安倍幹事長(当時)らによるNHKの番組改変問題を報じた時も、NHK当事者への取材時に録音を認めていたかどうかを詰めていなかったことから、(この問題の本質は明らかであり、朝日が報じた事実は裁判判決でも認定されましたが)報道としては曖昧な決着の付け方となってしまいました。

朝日新聞はこれを機として、更に取材・報道の詰めの甘さを無くし、取材・報道の力を高めることに努めるべきです。読者は必ずそれが分かる筈。
自由と民主主義、非軍事・平和主義、脱原発、社会格差の是正、これらを全国紙の中で最も徹底して主張しているのは朝日だと思います。これまで疑問に思う記事も多々ありましたが、それより、そういう朝日らしさを感じる記事が多いからこそ、そう思います。
今、福井地方版で連載しているルポ「東尋坊」も、生活保護を実際に受ける人の現場から言葉を起こしているいい記事だと思います。

まだまだやるべきことは多いでしょうが、これからも必要な時には政治権力に対峙してゆく姿勢を保つには、取材・報道の力を更に高め、腰を据えて取り掛かる、態勢と姿勢が必要です。
そのためには、今の朝日はまだ道半ばということです。
頑張りましょう。
正々堂々と。それが朝日の道だと信じています。

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[社会・時事]

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