2008-12-23
2008年12月18日(木)/福井コロナワールド
★★☆☆☆(★5つで満点)
製作:2008年度
監督:水田伸生
脚本:小森陽一/斉藤ひろし/水田伸生
出演:伊藤英明/内野聖陽/山田孝之/香椎由宇/木村祐一 /MINJI/山本太郎/桜井幸子/大森絢音/松田悟志/杉本哲太、
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映画、観てるの? と言いたくなる。
こういうパニック映画、スペクタクル映画は、まず、ソレが起こるまでの色んな前兆を少しづつ見せていって盛り上げて行くのが常道ではないか。
それともうひとつ、こういう映画で大事なのは、登場人物たちが置かれている状況が観客にちゃんと分かること。
この映画で言えば、主人公たちは地下鉄の構内のどういう所にいて、どういう危険が迫っているのか、が具体的に分からなければ、ただ地鳴りが起きて水が噴き出してきても、観てる方はハラハラしていいのか分からない。
スペクタクルな場面の中でドラマの部分が全く浮いてしまっているし。
危機が迫っている時に互いの身の上話語ってる場合か?
18分しかないんだから、まずは皆で助かることに一生懸命な筈だろう?
懐かしさや思いを示すにしても、その動きの中で表すべきだ。
元々こういうスペクタクル大作は日本映画が苦手とするものだったけれど、その悪い面が如実に出てしまった作品だった。
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