2011-12-27
12月26日付、朝日新聞の連載記事『プロメテウスの罠』〓取材班によるコラム。〓
「1984年に初めて手にしたアップルのコンピュータのマニュアルの第1項目が『正しい電源の落とし方』だったことに鼓動が高まった。(中略)未知の物を手にするとは、こういうことなのかと。(中略)人が火を手に入れたときというのは、火を付けられるようになったときではなく、火の後始末を覚えたときではないか。(中略)その意味において人類はまだ原子の『火』を手に入れていない。」〓
この連載は、記者クラブに属さない記者が書いている、とわざわざ書いていることにも驚く。
「年明けからは、深刻な事故の状況をはっきり伝えず、心配ないと言い続けた為政者に迫っていきます」〓とも。
これまでの記事の中でも、
気象庁の研究所で、研究者が上からの指示に従わず放射線の観測を続けたこと、観測に必要な物資を各地の研究者が密かに融通してくれたこと、
これらのことをこの記事で知った気象庁が〓物資を融通した『犯人探し』を始めたこと、〓
原発事故数日後の被災地の村で、避難指示も出ていないうちに、白い防護服とマスク姿の男達が車の中から何か棒を突き出して観測らしきことをしていたこと、〓
など、知らされていない事実が書かれている。
もっと読まれていい記事だと思う。
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